大阪府内の社会福祉協議会のサイトのリニューアルで、詳細設計・ディレクションとライティング・構築支援をさせていただきました

以前サイトの課題分析や企画についてご依頼をいただいていた大阪府内の社会福祉協議会から、サイトのリニューアルの詳細設計と実装のご相談をいただきました。

ご依頼内容
・CMSを使って一人ひとりの職員がフットワーク軽く更新できるようにしたい
・Web上で寄付や会費を決済できるようにしたい

サイトの構成のご提案、ディレクションとライティング・Snow Monkeyを使ったサイト構築の支援をさせていただきました。

このプロジェクトの進め方
キックオフミーティング

オンライン会議を設定し、ログ分析やヒアリングをもとに別途窓口担当の方と立てていた企画について、職員のみなさんにポイントを解説しました。「リニューアルの目的」「リニューアル後によくなること」について目線合わせし、みんなで「やるぞー、えいえいおー!」と気合を入れました。

企画をもとに必要なコンテンツ・ページを洗い出し

企画をもとに必要なコンテンツ・ページは何か、運用の課題などについて確認したところ、担当者レベルでも様々な運用課題・ニーズがおありだったため、下記のような機能もご提案。
効率化できるところは効率化して、市民の相談に対応する時間をもっとつくっていただけるよう配慮いたしました。

・無料ツールを使い施設や車いすの予約状況を公開
・お問い合わせや申し込みのフォーム化
・ホームページ上の広告メニュー立案

マーキテクトが作成した案を元に職員のみなさんがオンラインのドキュメントで確認し、さらに洗い出し。それらのコンテンツをもとに、対象としているユーザーが興味を持てるような構成を検討していきました。

表記ルールを設定

社会福祉協議会でよく使いそうな単語のうち、表記がぶれそうなもの(車いす、車椅子など)を予めオンラインのドキュメントでリスト化、今回のサイトリニューアルではどの表記でいくのか相談していただき、表記ルールを設定しました。

寄付決済ツールの選定サポート

NPOが寄付や会費に使える決済ツールの特徴をまとめた一覧をお渡しし、寄付や会費の実情に合ったツールの選定をサポートいたしました。

ページ一覧をもとに、原稿案を作成

職員のみなさんでイチからページのラフや原稿を起こすのは大変なので、過去のブログ記事など、何らかの素材があるものについてはマーキテクトがたたき原稿を作成。オンライン上での原稿チェックを依頼しました。

ページごとに担当を決め、担当者OKとなったページを上長チェック

今回のサイトは70ページ超とかなりのボリュームでしたが、全頁原則ダブルチェックの担当制とし、一定期間のうちに職員の皆様にオンライン上でチェックいただきました。さらに担当者OKとなったものを上長にオンライン上で原稿チェックいただくという工程にすることで、工期を短縮。

OKとなったページをマーキテクトがテスト環境のWordPressに流し込み

原稿OKとなったものをもとに、全原稿をマーキテクトがテスト環境のWordPressに流し込み。
ブログや過去の発信を拝見しながら、支給いただいていたお写真よりも適した素材がある場合は差し替えのご提案をしていきます。
また、過去のブログ投稿はは全件カテゴリを再整理、タグを付与。SEOやユーザーの関心に配慮したうえでテスト環境に移行しました。

テスト環境のページを各自確認、フィードバック

WordPressへの原稿流し込み完了後、職員のみなさんにテスト環境でパソコン・スマホでの表示確認や細かい原稿のチェックを行っていただきました。
フィードバックは「印刷に赤入れしたもの」をPDFにしていただき、オンライン上でフィードバックいただき修正していきました。

WordPressの操作の手順書とSnow Monkeyのレクチャー

お引渡しの前に、WordPressの操作の手順書をお渡しし、実際に管理画面を操作するスタッフさんとオンラインでつないで、実際のSnow Monkeyの操作について簡易レクチャーをしました。

運用のスケジュール案と影響範囲の洗い出し

いつ・何をトリガーに更新が発生するか、更新箇所がどこになるか、年間スケジュールに落とし込み、更新すべきページを洗い出したものをお渡ししました。

本番リリース

メールサーバーの移行サポート、SEO対策のサポートなどを実施。


とても素敵な取り組みをされている社協さんで、社協スタッフの皆さんも気持ちよくコミュニケーションしてくださいました。
この地域の活動の楽しさが見る人に伝わって、参加してみたいと思う人が増えるといいなぁと願っています☺

リニューアルの反響

サイトを使って多くの職員さんが発信できるようになったそうで、ユーザーの方からも嬉しい反応をいただいているとお伺いしています。

  • 視覚障害者の方から、読み上げソフトを使っての利用をするうえでカテゴライズがすばらしいとお褒めの言葉をいただいた。
  • 市外の方からもご寄付を頂けた。
  • 「〇〇の事業に使ってほしい」と用途指定のご寄付が増えた。(活動内容のご理解)
  • 困窮者相談を利用される方も、事前にホームページの説明を読んでからお越しいただいていると感じることが増えた。